辺野古承認「知事は文書説明を」 名護市議会が意見書


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 【名護】名護市議会は25日、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた埋め立てを承認した仲井真弘多知事に対し、承認の具体的な根拠を文書で説明するよう求める意見書を賛成多数で可決した。

 市議会が昨年11月、埋め立てに反対する市長意見を可決したことを挙げ「市民の声の無視に抗議する」と訴えた。
 知事に対し、辺野古移設が危険ではないとする根拠や、県環境生活部が生活環境、自然環境の保全の懸念が払拭(ふっしょく)できないとした埋め立て申請内容を、公有水面埋立法の基準に適合すると判断した理由などの説明を求めた。
 意見書は移設に反対する与党系14市議が共同提案し、公明2人も賛成した。自民党系の野党会派9人、無所属1人は反対した。
→辺野古埋め立て承認の根拠説明を求める意見書全文 名護市議会