共生のまち目指す 障がい者と地域住民交流


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
一番大きいジャガイモを掘った人を優勝者に決める「じゃがいも大きい勝負」をする参加者ら=16日、沖縄市高原のあそびの広場ぽてと

 【沖縄】障がいのある人や地域の人らが集う沖縄市高原の「あそびの広場ぽてと」(仲村春利代表)で16日、第5回じゃがいも掘りとカレーパーティーが行われた。約100人が参加し、畑の土中に実ったジャガイモを掘り起こした。重さを競う「じゃがいも大きい勝負」や手作りカレーを味わいながら、参加者同士が交流を深めた。

 あそびの広場ぽてとは、障がいの有無を区別しない「ノーマライゼーション」を理念とし、約106人の会員が日頃から交流している。
 カレーパーティーには福祉施設の沖縄中央療護園や生活介護事業所「みさき」からも招いた。
 近所に住む高甫梨七(たかほりな)さん(20)は「じゃがいも大きい勝負」で490グラムのジャガイモを掘った。「ぽてとのみんなで集まるのが大好き。カレーパーティーの計画を一緒に立てたりするのが楽しかった」と話した。
 毎回、家族で参加している新川優海(ゆうみ)さん(9)=高原小3年=は「初めて会う人もいっぱいいるけど、一緒にジャガイモが掘れて楽しかった」と話した。父親の博一さん(41)は「障がいがありながらも頑張って暮らしている人がいることや、さまざまな人間関係を子どもたちに学んでほしい」と語った。