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【名護】東日本大震災の被災地でのボランティア活動を通して、震災について考え、風化を防ぐ「きっかけバス47」(助けあいジャパン主催)に参加した大学生ら11人が23日、名護市中央公民館で報告会を実施した。
学生らは「被災者のためにも、沖縄の私たちが震災に備え、防災意識を高めていきたい」などと思いを語った。
学生らは2月、岩手県陸前高田市や宮城県南三陸町、福島県相馬市などへ出向き、遺品収集に参加したり、被災体験者から話を聞いたりした。
報告会では、最多で18万人以上に上った東北3県へのボランティアが、ことし1月時点で2900人と大幅に減少していることが報告された。現地支援は重要だが、沖縄で個々人が防災意識を高めることができれば、東日本大震災の風化を防げることを訴えた。
名桜大3年の山本芽依さんは「万が一、震災が起きたとき、大切な人たちを失いたくない。安全な今だからこそ、震災への備えや避難場所の位置確認、避難経路や連絡手段などを家族と話し合ってほしい」と呼び掛けた。