ボーリング入札公告 辺野古移設で防衛局、5月開札


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 沖縄防衛局は27日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、辺野古沿岸の海底の地質を調べるボーリング調査を行う受注業者を募る入札を公告した。海底ボーリング調査は2004年に着手したが、新基地建設に反対する住民らが漁船やカヌーで抗議活動を展開し、05年に中止に追い込まれていた。

今回も住民らの激しい抗議活動が予想され、防衛局も調査実行へ対策を講じる構えだ。
 調査は、辺野古沿岸部の海底地質調査や磁気探査を行う。履行期限は11月30日。5月13日に開札し、業者の選定作業に入る。15年春から沿岸部の埋め立て工事に入る予定。
 武田博史沖縄防衛局長は27日の定例記者会見で辺野古への新基地建設に関し、「(今回を含め)既に11件の入札公告を実施した。このうち2件は既に契約を締結した。また、2件の契約が不成立となり、取り扱いを検討している。それ以外は契約までの必要な手続きを進めている」と説明した。