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【南風原】南風原町津嘉山の津嘉山竹の子学童クラブ(金城陽子代表)は22日、中学校に進学する児童の卒所式を開いた。同クラブが開園して以来初めて6年生が卒業することを記念して、児童や保護者らがこの日のために作った旗頭を披露した。
児童と大人が一体となり太鼓やホラ貝などを鳴らす中、「サー」の掛け声とともに勇壮な旗頭が宙を舞った。
地域の行事で披露される旗頭を通じて、地域の伝統文化を子どもたちに体験してもらおうと開催した。青年会活動をしていた保護者の下、約4メートル30センチの旗頭を3カ月かけて制作した。
卒所式とともに、クラブ内などで採れた野菜を使ってカレーを振る舞う収穫祭もあった。
旗頭は大人が支え、児童が力いっぱい持ち上げた。
旗頭の制作を指導した父と一緒に旗頭を持ち上げた仲村咲乃さん(12)=津嘉山小6年=は「父が一年に一回、旗頭を持っているのを見ていた。いい経験ができた」とうれしそうに話した。