【糸満】糸満市内で大型不発弾の発見が相次いでいる。1発目は2月18日に市伊原で米国製250キロ爆弾が見つかり、2発目は3日後の21日、市福地で米国製350ポンド(158キロ)投下爆雷が発見された。
いずれも磁気探査で発見された。爆雷の不発弾が沖縄本島で見つかるのは初めて。陸上自衛隊が4月13日に2発を現地処理する予定だ。
市喜屋武では昨年12月、1972年の本土復帰以降、陸上で6件目となる1トン爆弾が発見され、処理された。市の担当者は「市内でこのような大型の不発弾が立て続けに見つかるのは異例だ。県が実施する磁気探査補助事業が浸透してきたのではないか」と分析した。
それぞれの不発弾処理の避難半径は960メートル。福地は避難対象世帯はないが、伊原は55世帯104人が避難対象となる。午前9時から処理を始め、それぞれ正午までに完了する予定だ。