公民館が学童クラブ 天川自治会、石垣市で初


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学童クラブの運営を始めた天川自治公民館。児童7人が入所した=1日、石垣市登野城

 【石垣】石垣市登野城の天川自治公民館は1日、学童クラブの運営を始めた。小学校に入学する児童7人を受け入れ、開所式が同日、開かれた。公民館による学童クラブ運営は市内では初めての取り組み。

今後、市立八島小学校の校区内に住む1~3年生を対象に入所を受け付ける。
 地域の幼稚園の預かり保育が3月で終わり、父母から近くで子どもを預けられる環境整備の要望が上がっていたという。放課後に子どもたちを保育する学童クラブは市内で6カ所目となった。
 児童を世話する指導員は、市内の元教員や休職中の保育士などが交代で務める。約20人が名簿に登録している。
 入学式の7日までは午前から稼働し、その後は放課後の時間帯で運営する。保育料は1カ月でおやつ代2千円を含め7千円で対応する。
 島尻寛雄副館長は「公民館は地域の活動拠点だが、高齢者だけが利用する状況になっていた。クラブの運営をきっかけに子どもは地域で育てることの大切さを再確認し、暮らして良かったと思える地域にしたい」と話した。