剣道で放課後充実 毎週土曜に「教室」、武道通し礼儀学ぶ


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講師の天願斉さん(右奥)の指導の下、剣道の基礎練習に取り組む児童ら=うるま市の具志川小学校体育館

 【うるま】児童らが放課後や週末に安心・安全に活動するための居場所をつくる「放課後子ども教室」の一環として、具志川小学校で毎週土曜日に剣道教室が開かれている。1年から6年までの児童約20人が参加し、体操着姿で竹刀を握って、楽しみながら剣道に親しんでいる。

 児童への指導は保護者の天願斉(ひとし)さん(45)と市内中学校の教員数人で取り組んでいる。天願さんは「野球やバスケットなどは人気があるが、小学生から剣道に触れる機会はめったにない。とても良いきっかけだと思う」と話し、多くの児童が剣道に触れていることを喜んだ。
 教室を始めた当初は数人だったものの、参加する児童が徐々に増えていった。
 相手への礼儀を尊重し、謙虚な心を学ぶことができる武道ということで、保護者たちからも好評だという。
 天願さんは「もっと多くの子どもたちに剣道を知ってもらい、中高生になっても続けてほしい」と期待した。