ウルトラマン、南風原に輝く 地元ヒーロー大好き吉里君(4)


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ウルトラマンをこよなく愛している吉里庚晟君(右)、姉の榛華さん=11日、南風原町照屋

 【南風原】ウルトラマンを生んだ脚本家・金城哲夫の出身地である南風原町に、ウルトラマンをこよなく愛する男の子がいる。同町照屋に住む吉里庚晟(こうせい)君(4)だ。持っているフィギュアは40体以上。「これはガイアでしょ、それはギンガ、メビウスもいるよ」と次々に名前が飛び出す。ほとんどを言い当てることができるという。

 1歳半ごろから変身をまねたり、決めポーズをし始めた。のめり込んだきっかけは、いとこのお兄ちゃんからもらったウルトラマンのプリントTシャツだ。古くてぼろぼろだが、今でも一番のお気に入りで大切に着ている。
 10枚以上ある同様の上着をほぼ毎日着こなし、憧れのヒーローといつも一緒だ。他にも本やDVD、弁当箱などグッズに囲まれた生活を送る。
 父親の昌之さん(39)も、ウルトラマンの大ファン。一緒に名前の当てっこをしたり、主題歌を歌ったりと、共通の話題で会話し、親子の絆を深める。
 姉の榛華(はるか)さん(8)は「他のキャラクターに飽きても、ウルトラマンはずっと好きみたい」と笑顔で話す。
 庚晟君にとってウルトラマンは、色あせることのない憧れのヒーローだ。