被災地へ思い新た 上江洌清作ら支援ライブ


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音楽を通じて被災地を支援しようと開かれた「東北ライブハウス大作戦」に出演した「MONGOL800」のボーカル・上江洌清作=沖縄市の東南植物楽園

 県出身ロックバンド「MONGOL800」のボーカル・上江洌清作らによるライブ「東北ライブハウス大作戦」が12日、沖縄市の東南植物楽園であった。上江洌のほか、「the HIATUS」の細美武士、「STRAIGHTENER」のホリエアツシらが出演し、心地よい風が吹く中、音楽を通じて被災地支援へ思いを新たにした。

 ライブ前には、上江洌、細美、ホリエ、「東北ライブハウス大作戦」の本部長を務める西片明人が登壇し、ライブの趣旨や被災地の現状などを説明。
 上江洌は東日本大震災を東京で経験したことや震災発生後しばらく、気持ちが落ち込んでいたことなどを明かした。「ラジオから『What a Wonderful World』が流れてきて、音楽で心が救われるんだと実感した」と語った。
 ライブは上江洌による「What a Wonderful World」で幕開け。MONGOL800の代表曲「ヨロコビノウタ」「あなたに」「小さな恋のうた」を披露。ザ・ブルーハーツの「ラブレター」も披露した。
 県内を拠点に活動するロックバンド「Shaolong To The Sky」(シャオロン・トゥ・ザ・スカイ)のボーカル・ギターの當山貴史も飛び入り参加し、「東北に愛を届けられるように」と2曲を披露した。細美、ホリエの歌声や音楽も観衆の胸に響いた様子で、被災地に想いをはせた。