「訴訟控えて」22日要望 八重山教科書問題


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 諸見里明県教育長は22日に予定している八重山教科書問題に関する文科省との面談で、竹富町教育委員会に対する違法確認訴訟を控えるよう要望する。18日、取材に明らかにした。

 諸見里氏は同日、竹富町教委の慶田盛安三教育長と面談した。慶田盛氏は竹富の単独採択地区化を5月にも実現したいとの希望を県に伝えた。面談後、諸見里氏は「(竹富単独化へ)対応を急ぎたい」と話し、県教育委での検討作業を加速させる考えを示した。
 採択地区について、八重山採択地区内にある与那国町教委の崎原用能教育長も単独採択地区への変更意向を示していることについて、諸見里氏は「今後詳しく話を聞く」とした。採択地区変更を希望する伊平屋、伊是名、恩納、南大東、北大東、久米島の6町村については「(変更は)スムーズにいくだろう」との見通しを示した。