【読谷村ウイーク2014】平和考える発信地に/村観光協会 小平武会長


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小平武会長

 読谷村観光協会は2006年4月に任意団体として設立し、昨年4月に法人化。今年は設立9年目を迎える。

 小平武会長は「今年は外に出ていく年だ」と語る。県が観光分野などの国家戦略特区に指定されたことを挙げ、「沖縄がかつて琉球王国としてアジア各国へ渡った大交易時代を再現し、海外に読谷の物産を紹介したい」と意気込む。

 現在は村内を徒歩で案内する「むら巡(みぐ)い」のガイド養成も行っており、早ければ6月にも案内を始める予定だ。さらに村内には戦争を歌った「さとうきび畑」や「艦砲ぬ喰ぇー残さー」の歌碑があることから、6月には村文化センターで平和コンサートも計画する。「観光は、平和でなければできない。二度と戦争が起きないよう、読谷を発信地にして平和について発展的に考えたい」とも言う。

 今後は各団体と信頼関係を築きながら活動する。小平会長は「自分たちの足元に原点がある。民間の知恵を出しながら積極的に読谷を外にアピールしたい」と語った。