【読谷村ウイーク2014】地元愛で人引き込む/村商工会青年部 赤嶺哲平部長


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赤嶺哲平部長

 読谷村商工会青年部の赤嶺哲平部長は各所で、「日本一になった読谷村です。よろしく」と声を掛けている。「他では言えないこと。誇らしいですね」と笑う。

 日本一を機に青年部は、琉球王国時代に進貢船に乗り中国と交流したとされ、読谷村商工会の象徴ともなっている村の偉人「泰期」を活用した村おこしを進める。キャラクター制作や、今年40回目を迎える「読谷まつり」でも積極的にPRする方針だ。

 約40人のメンバーがいる青年部は「地元愛が強い」。外から来た人たちをどんどん読谷に引き込む力強さがあるという。今後は青年部だけでなく、子どもたちにも日本一としての実感を持ち、村民の一人として誇りを持てる取り組みも企画する予定だ。

 また赤嶺さんは、人口増に合わせた雇用の確保も必要だと指摘する。「読谷村で活動したくても、職場が読谷にないために歯がゆさを感じている若者もいる。観光やスポーツキャンプ誘致を盛り上げて雇用を生み出したい」と意気込んだ。