【読谷村ウイーク2014】“浮かぶ”ジンベエザメ/渡具知ビーチ


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ジンベエザメが浮かび上がる岩を指さす発見者の池原芳昭さん=読谷村の渡具知ビーチ

 満潮と干潮の間の1時間、読谷村渡具知ビーチ内の岩には、海へ向け口を開けるジンベエザメの姿が浮かび上がる。潮の満ち引きと、三つの岩が絶妙な角度で重なることで見える自然の造形だ。

 ビーチにある中央のあずまや付近に立つと、ジンベエの形になる。発見者は、村古堅に住む池原芳昭さん(62)。ビーチ内をウオーキングしていた数年前に気付いた。しばらくは自分だけの“ひそかな楽しみ”にしていたが、昨年末、村観光協会のコンテストに応募し商工会長賞を受賞した。

 村の都屋漁港沖には県内唯一の、ジンベエザメを飼ういけすがある。池原さんは「偶然にしてはすごい。みんなに喜んでほしい」と語る。

 いけすを所有する読谷村漁協は、ジンベエザメを間近に見られるシュノーケリングやダイビングツアーを行っている。問い合わせはトップマリン残波(電話)098(956)0070。