被災地支援 継続誓う YORISOI隊、新地町から感謝状


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加藤憲郎町長(左)から贈呈された感謝状を手に、笑顔を見せる北中城村の被災地支援団体「YORISOI隊」のメンバー=20日、同村中央公民館

 【北中城】東日本大震災の被災地、福島県新地町への支援を続ける北中城村の「YORISOI(よりそい)隊」に20日、新地町から感謝状が贈られた。

同隊は震災発生後の2011年6月から福島県や宮城県などの被災地を中心に炊き出しや沖縄文化の交流活動に取り組み、支援活動を続けてきた。同隊の大城健隊長は「今後も村と町の継続的な支援体制の構築に励みたい」と話した。
 同日、北中城村中央公民館で開催された贈呈式で、加藤憲郎新地町長から感謝状が手渡された。
 YORISOI隊は震災以降、19回にわたって被災地を訪れ、沖縄そばの炊き出しやシーサー作りの体験教室などを実施してきた。村婦人会や村文化協会なども支援活動に参加し、村を挙げての取り組みが評価された。加藤町長は「YORISOI隊の思いは町民一人一人に伝わっている。被災地を代表して感謝したい」と謝意を述べた。
 新垣邦男北中城村長は「支援活動が村内各種団体に広まっていったのは、とても誇りに思う。この絆を大事にして、今後も活動を続けていきたい」と語った。
 贈呈式終了後には、加藤町長による講演会「新地町における復興の課題点」が開かれ、原発事故や津波被害による状況や今後の復興計画の展望などが報告された。