日航アリビラ従業員、歌い踊る 演奏も担当“おもてなし”好評


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
制服のまま笑顔でダンスを踊る従業員=19日、ホテル日航アリビラ

 【読谷】ホテル日航アリビラでは、毎週土曜午後8時から「アリビラ サタデーナイトフィーバー」と称し、ホテル中庭で従業員が歌い踊る音楽ライブイベントを開いている。観覧は無料。年末まで毎週続ける予定だ。開業20周年を記念した企画で、社員約30人が制服のまま、1970年代の懐かしの音楽とともに笑顔で歌い、踊る。

ドラム、ギターなどのバンド演奏も従業員だ。19日はアンコール曲も含め「ナイトフィーバー」や「ザ・ロコモーション」など6曲を演奏した。
 踊る職員のうち5人が読谷高校ダンス部出身。チームリーダーは同部出身で、ウエートレスのマネジャーを務める山城ジェシカさん(36)。昨年6月から業務の合間を縫って練習を重ねた。振り付けは全て自分たちで考えた。
 山城さんは「いいチャンスだと思った。仕事としてダンスができてうれしい。楽しいダンスでお客さまにも喜んでほしい」と語った。
 コック帽をかぶったまま踊る洋食調理員の赤嶺潤さん(21)はダンスは初挑戦という。「ダンスを通して他部署の人と仲良くなり、ダンスも次第に慣れて楽しくなった」と笑う。
 ほぼ毎週踊りを見に訪れるという守谷幸彦さん(57)=読谷村=は「小さな子どもたちがつられて踊っている。お客さんに喜んでほしいというホテルマンの心が伝わる」と話した。