【読谷村ウイーク2014】県外、国外と交流を 読谷振興の課題語る


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フォーラムに耳を傾け、読谷村の地域づくりについて考えを深める来場者=25日午後、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】読谷村が日本一人口の多い村になったことを記念し、「読谷ウイーク」の一環として開催された「地域づくりフォーラム」。パネル討議では商業、農業、行政、文化など、村に関わる各分野から代表者5人が参加し、村の現状や課題を検討しながら今後の在り方について議論した。

 パネリストを務めた石嶺伝実村長は、人口最多になった読谷村の村づくりについて、「身の丈にあった、地に足の着いたことをしたい。現場を見ながら積極的に県外、国外へと交流を図りたい」と意気込んだ。
 岡崎昌之法政大教授が「日本全国に2600あった町村が、今では970になっている。読谷村には、最後の一つとなっても村でいてもらいたい」と発言すると、会場から大きな拍手が湧き起こった。
 松田米司読谷山焼北窯陶工は「地元に根を張り、伝統を守り、語り継ぎたい」、大城芳光JAおきなわ常務理事は「子どもたちの食育にも取り組みたい」と語った。
 会場を訪れた池上彰さん(66)は「今後の村づくりの課題と読谷の良いところが分かり、充実したフォーラムだった。読谷に住んで良かったと思えた」と話した。