【中国時報】日産の中国向け新車の設計担当 裕隆グループ


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 裕隆グループの厳凱泰CEOは先ごろ、日産自動車が大陸で発売する新車種の設計を同社が担当することになったと発表した。これまで日産は、裕隆グループの株25%を所有していたが、今後40%まで買い進め、提携関係を強化していく。
 裕隆グループ関係者によると、同社は日産が大陸の東風グループと提携して合資企業「東方日産」を作る際の橋渡し役を務めた。これまで、日産は日本向け、アメリカ向け、ヨーロッパ向けの3タイプを作ってきたが、新たに中国向けの車種を作り、設計を台湾の裕隆に委ねた。
 裕隆は、かつて日産から日本国内向け車種のデザイン提供を受け、一部手直ししたものを自社ブランドとして台湾で販売していた。技術提携関係はすでに解消後、技術開発に力を注いできた。今回の提携で「日産に中国市場進出のパートナーと認められた」と同社では高く評価している。