興南高6人てだこ賞 ハンド全国Vたたえ


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全国制覇の快挙に対し浦添市から「輝くてだこ市民賞」を贈られた興南高校ハンドボール部の選手たち=23日、浦添市役所庁議室

 【浦添】芸術・文化活動やスポーツなどの分野で全国的な成績を残した団体・個人をたたえる浦添市の「輝くてだこ市民賞」の表彰式が23日、市役所庁議室であり、第37回全国高校ハンドボール選抜大会(3月24~30日、愛知県)を制した興南高校ハンドボール部の選手6人に賞状と記念品が贈られた。

主将の下地利輝(としき)君は「夏のインターハイに照準を合わせ春夏連覇に向けて頑張っていく」と決意を新たにした。
 全国制覇した同部の登録メンバー16人のうち、14人までが浦添市出身。主将の下地君ら8人は2011年度にてだこ市民賞(JOCジュニアオリンピックカップハンドボール大会優勝)を受けていることから、今回は宮里泰生君(神森中出身)、川上勝太君(浦添中出身)、渡久地竜至君(仲西中出身)、大城聖弥君(同)、比嘉洸希君(浦西中出身)、比嘉一磨君(同)の6人が表彰の対象となった。
 興南高校OBの松本哲治市長は「自分のことのようにうれしい。興南は伝統的に全国で活躍することが多く、対戦相手から研究されたり目標にされたりする中での優勝は難しかったと思う」とたたえた。
 黒島宣昭監督は「地元の春日丘高が相手の決勝は、完全アウェーの雰囲気に序盤こそ浮き足だったが、選手は堅守速攻の持ち味を十二分に出してくれた」と大会戦績を報告した。