【中国時報】出生届誤記載 女性が兵役に


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 台湾の地方紙「馬祖日報」はこのほど、当地で兵役を終えた退役兵の思い出巡りツアーに、女性でありながら1年間の兵役に服した女性が参加したことを報道した。読者からは政府の対応への批判や国家賠償請求を求めるべきとの声も出ている。

 兵役に服したのは、それまで一貫して女性として暮らしてきた魏さん。両親が出生届を行った際、性別の記載を間違えていたが、訂正を怠り、入隊通知を受けて修正を請求したが間に合わず、1999年10月に入隊。男性同様、丸刈りで兵役に服し、修正が認められた時には兵役期間を終えていた。魏さんによると、上官や同輩の配慮で女性兵として扱ってもらい、軍での生活で特に困ることはなかった。今回このツアーに参加したのも、当時が懐かしかったからだと答えている。