【中国時報】台北の不動産取得 世界で最も負担大


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台湾政府内政部(内務省)が16日に発表した資料によると、不動産の登記か価格と取得者の税収から算出した不動産購入による家計への負担は、台北が世界でも最も重いことが分かった。不動産価格の平均は年収の約15倍。不動産高騰で知られる香港を抜いた。

 台湾全体の平均で見ると、ローンの家計における占有率は35・36%だが、台北では63・37%。不動産価格が飛び抜けて高いため、15年間飲まず食わずでやっと手に入る“高根の花”となっている
 一般家庭の平均月収6万元(約20万円)から試算すると、500万元程度の物件購入が理想だが、台北では中程度のランクでも1430万元(約4800万円)、隣接する新北市でも900万元(約3千万円)。庶民が無理なく購入できるのは台南や高雄の地方物件に限るようだ。