北部連合文化協会 発足へ 7市町村連携


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「北部連合文化協会」の設立、加盟の承認や新会長などを決めた名護市文化協会の総会=28日、名護市の21世紀の森体育館

 【名護】本島北部の7市町村の文化協会を一つにまとめた組織「北部連合文化協会(仮称)」が近く発足する。28日に名護市の21世紀の森体育館で開かれた名護市文化協会(森川豊会長)の定期総会で、新組織の意義などの説明があり、設立と加盟が承認された。

5、6月をめどに開かれる他町村の総会の承認を受け、正式設立となる。北部地域が一体となり、やんばるに残る伝統・文化の発信を目指していく。
 北部連合文化協会の結成に向けては、加盟を予定する7市町村の文化協会が集まり、昨年8月に準備会を発足させて協議を重ねてきた。各協会を一体化することで、北部の文化振興となる事業の展開や県文化協会との連携の取りやすさなどが長所として挙げられた。
 正式に組織化されれば、北部地域で現在文化協会が未発足の大宜味、東、伊江、伊是名、伊平屋の5村にも地域単独の文化協会の発足と、それと同時に「北部連合」への加盟を働き掛けていく予定だ。
 名護市文化協会の総会では、役員改選も行われ、新会長に大城松健氏が就任した。任期は2年。大城氏は「それぞれの部会の横のつながりを大切にしていきたい。エネルギーと情熱を持って取り組む」と決意を述べた。