3月失業率5.2% 県内、求人0・63倍


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 県統計課が2日発表した3月の完全失業率(原数値)は5・2%で前年同月比0・6ポイント改善した。沖縄労働局が同日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は復帰後最高値(2013年12月、14年1月)に並ぶ0・63倍で前月比0・01ポイント上昇した。13年11月から5カ月連続で0・6倍台を維持している。

 完全失業者数は、前年同月比4千人減の3万5千人となり、7カ月連続で減少した。
 新規求人倍率(季節調整値)は前月比0・04ポイント上昇の1・07倍。新規求人数(原数値)は前年同月比16・4%増の8394人で15カ月連続で増えた。労働局は、主に航空機の清掃や建設業の技術者、コールセンターなどの求人の増加が目立つという。
 新規求職申込件数(原数値)は前年同月比8・4%減の7784件となり、30カ月連続で減少した。
 沖縄労働局の谷直樹局長は「景気の回復基調に合わせ、観光関連の求人が堅調だ。公共工事の受注も前年度に比べて増え、建設業も伸びている」と分析している。