【中国時報】戦闘ヘリが民家に墜落 濃霧、センサー機能せず


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 台湾陸軍航空特殊部隊所属のAH―64E攻撃ヘリコプターが4月25日、桃園県にある2階建ての民家の屋上に墜落。幸い機長がかすり傷を負っただけで死傷者はなかったが、軍は事故の原因が明らかになるまで同機の飛行停止を命じた。

 同乗していた教官によると、同機は試験飛行中で、120フィート程度の上昇テストを行う予定だったが、離陸直後機内に霧が充満したため、350フィートまで上昇。赤外線センサーを使って着陸を試みたが、濃霧で機能せず、緊急着陸に失敗したとしている。
 同機は通称アパッチと呼ばれる米製の攻撃ヘリコプターで、昨年11月、1機約27億円で30機購入したもの。事故機はすでに納品された18機のうちの1機だった。同型機は全機北部の基地に配備されることになっている。