「展望樸林芸術展示館」は本年度前期、ことし86歳になる林霞さんの前期の作品を展示している。林さんは読み書きができないが、70歳で絵筆を握り、今では素人画家として、その素朴な作風に注目が集まっている。
林さんが絵筆を持つきっかけになったのは、20年前に娘の荘燕〓さんと訪れたヨーロッパ。何げなく鉛筆でデッサンした林さんの画力に驚いた荘さんが基礎から指導をした。今では水彩、油彩から切り紙まで多くの作品を完成させている。
近年は体力の衰えなどで作品数は減少しているが、その芸術性の高さは依然高い。ことし荘さんは、母の日のプレゼントとして専用の画廊をプレゼントした。より多くの人に老後の人生を楽しんでほしいと展示を行っている。
※注:〓はタケカンムリに「均」