リュウキュウアオバズク産卵 ヒナ誕生へ保護柵


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 【渡嘉敷】渡嘉敷村の渡嘉志久海岸公園内のモクマオウの根本に、リュウキュウアオバズク(フクロウ科)が産卵した卵を、公園清掃中の村役場清掃作業員らが4月30日に見つけ、保護柵を設置するなどヒナ誕生を見守っている。

 卵は4月30日、清掃員の金城登美さん(76)=渡嘉敷村=が1個発見、その2日~4日後に、アオバズクが3個目を産卵、抱卵していたという。産卵場所が公園内の平地のため天敵から卵を守ろうと、ネットを張り巡らして保護した。
 清掃員の興津綾子さんは(60)=渡嘉敷村=は「抱卵中に人が近づくとアオバズクが逃げるので、近づかないようにしてほしい。無事にヒナが誕生し、巣立つことを願う」と話した。
(米田英明通信員)

卵をモクマオウの上から見守るリュウキュウアオバズク=7日、渡嘉志久海岸公園
保護ネットを張り巡らし天敵から卵を保護=7日、渡嘉志久海岸公園
リュウキュウアオバズクの卵=7日、渡嘉志久海岸公園