珍!背中が赤いシリケンイモリ 渡嘉敷の田で発見


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 【渡嘉敷】渡嘉敷村の水田などの平地から山地にかけて数多く生息するオキナワシリケンイモリで、背面に赤が多く出た珍しい変異個体が10日、見つかった。

 体長は10~15センチ。農業を営む當山清林さん(76)が渡嘉敷区内の「大谷辻原」の田んぼの側溝で発見した。
 當山さんは「背面が黒で腹面は指先までオレンジ色のイモリは普通によく見かけるが、背面も腹面と同じオレンジ色の斑紋のイモリは初めて見た」と珍しがった。住民の新里武光さん(77)は「過去に一度だけ山地の小川で見かけたことがある。突然変異ではないか」と話した。(米田英明通信員)

背面がオレンジ色のシリケンイモリ
普通に見かける黒背面のイモリ=10日、渡嘉敷村