政治

辺野古の前倒し着工 稲嶺名護市長「あり得ない」

移設の前倒しについて「工事だけ先に進むのはあり得ない」と批判する稲嶺進市長=12日、名護市役所

 【名護】政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を年内にも着工する考えを示していることに対し、稲嶺進市長は12日、市役所での記者団の取材に対し、沖縄防衛局との辺野古漁港占有許可申請などの手続きがまとまっていないとして「工事だけ先に進むのはあり得ない」と批判した。

 防衛局は来年7月以降に占有を計画している辺野古漁港の使用許可など計6件の申請文書を市に提出している。防衛局は法的根拠のないまま回答期限を12日と設定しており、市から回答がない場合はそのまま処理する考えを示している。
 名護市は防衛局の申請書類に不備が多く様式を満たしていないとして補正文書の提出を求めている。
 稲嶺市長は「行政機関のトップである国が文書の体をなさない書類を出してもいい話にはならない」と批判した。回答期限が過ぎた後の対応については「どういう形になるのか想定できない」と述べた。
【琉球新報電子版】
英文へ→Nago Mayor dismisses the idea of accelerating construction of the new U.S. military base in Henoko