【中国時報】総統夫人が訪日 外交効果に期待


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 ことし6月、台湾の故宮博物院は創設以来、最大規模の海外展示を日本で開催する。これに伴い、馬英九総統夫人の周美青夫人が名誉団長として来日。日本の政府高官とも顔合わせをすると見られており、台湾では日台断交以来最高レベルの接触であるとして、その外交的効果が期待されている。

 故宮はこれまで、日本で大阪万博と2003年の寄贈絵画を中心とした展示を行っているが、今回は故宮を代表する翡翠の白菜や蘇東坡の「寒食帖」など国宝級の文物が貸し出される。
 過去にも台湾の総統や元総統夫人が訪日しているが、いずれも退職後や観光目的。馬総統夫妻は東日本大震災の支援にも尽力しており、来日時には被災地の訪問も予想されているが、台湾政府は明らかにしていない。