大雨影響、名護などで土砂崩れ 浦添では自主避難


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大雨の影響で地盤が緩み、家屋に倒れかかる樹木=午後8時25分ごろ、浦添市勢理客

 梅雨前線付近の対流活動が活発になった影響で13日、沖縄本島地方では雨が断続的に続いた。
 沖縄気象台によると、降り始めの12日午後2時から13日午後8時まで、本部町謝花で123・0ミリ、沖縄市胡屋で122・0ミリの総雨量を観測した。

 大雨で地盤が緩んだ影響で、名護市、浦添市、南城市で土砂崩れが発生した。糸満市、浦添市、沖縄市、読谷村では冠水被害が相次いだ。浦添市勢理客では13日午後、斜面の崩落で樹木が家屋に倒れ、周辺に住む4世帯15人が自主避難した。一帯の地域は県が急傾斜地崩落危険箇所に指定している。12日夜、名護市天仁屋の国道331号下の斜面では約40メートル、幅約20メートルの範囲にわたる土砂崩れが発生した。
 県内の消防などによると13日午後10時現在、大雨の影響によるけが人は確認されていない。