低水温の時季は根魚狙う


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 水温が低い時季は遠くに移動する回遊魚狙いより、地熱がある海底でじっと我慢する根魚狙いが良さそう。チヌ、タマン、コチ、マクブ、アーラミーバイ、シルイユーなどの根魚はいずれも産卵前後で活性が高い。海底の魚を釣る方法はオモリを重くして餌を海底に沈める打ち込み釣りがメーンで、餌はいずれもフィッシュイーター(共食い)である。
 「まだ釣れるぞ!屋我地の乗っ込みチヌ」
 前週掲載50センチオーバーのチヌを3匹も釣った園田由喜夫さんのグループ、園田茂一さんと比屋根毅さんは、25日に由喜夫さんと同じ場所、似た潮の日に同じ釣り方で53センチ、47・5センチ、50・5センチの大型チヌを釣った。ヒットタイムも干潮午後6時の潮止まり前で、餌は生きエビを使った。産卵前なのか卵は小さく成熟していなかった。(マンモス泡瀬)
 ◎船から磯から釣魚の王様アーラミーバイ好調
 「宜名真磯で37キロのアーラ」
 2週前に掲載したミーバイと同じポイントの宜名真駐車場下で23日夕方から1人で竿を出した我那覇繁夫さん、潮止まりの午後11時に37キロ、127センチのアーラを釣った。自己記録は安田で釣った43キロ。(シーランド名護)
 「船釣りで初めて19キロと17・8キロのアーラ」
 いつもは磯釣りで船釣りは年に1|2回と言う北谷町の知念太志さん。友人に誘われ、25日に有名な大物釣船“第一大盛丸(澤岻船長)”で古宇利沖に出て午前9時と午後1時に2匹のアーラを釣り上げた。(マンモス泡瀬)
 ◎好調タマンに旬の高級魚産卵前のマクブの荒食い
 「泡瀬一文字4番でマクブにタマン」
 ガラサーを狙って2週間に1度は一文字に渡る西原町の宮里勇作さん、オーソドックスなガラサー仕掛け、ウニの餌でテトラ際を狙うと外道のタマンやマクブが確実にヒットするという。21日、5キロ持参したマキエのウニをたっぷり効かせ、午前8時と10時に53センチと47センチのマクブ、13時には50センチのタマンをゲットした。潮に関係なくマキエをして30分ぐらいにアタリが出る。1日に4|5回イシダイ竿が曲がるという。ポイントは防波堤釣り入門P50(4)のC(熱田つりぐ)
 「釣り歴2年、宜名真防波堤で65・6センチのマクブと54センチのタマン」
 18日、那覇市の渡慶次正幸さん、深夜1時打ち込み釣りでタマン、午前3時にヤマトビー2匹、朝7時にシルイユー、午前9時にマクブを釣り上げた。餌はシガヤーダコにサンマの切り身、道糸・ハリス12号の打ち込み仕掛け。(シーメイト)
 ◎おじさんはカゴ釣りでタマン、私たちはサビキで小物数釣り
 17日から18日に、渡嘉敷一文字で実施された国立沖縄青少年交流の家主催の親子のつどい磯釣りに参加した、大謝名小5年の佐々木みゆ、志真志小2年の仲山さや、志真志幼稚園の仲山さりちゃんは、カゴ釣りの名手知念広充おじさんにいつも同行しているので、釣りは大人顔負けの腕前と釣果だった。(国立沖縄青少年交流の家)
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 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii―okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)同じ潮回り、同じポイントで釣れた屋我地の乗っ込みチヌと園田茂一さん
(2)園田さんと同行した比屋根さんの50センチオーバーのチヌ
(3)37キロのアーラミーバイと我那覇さん(左)
(4)初めて釣った2匹のアーラと知念さん
(5)泡瀬一文字のタマンにマクブと釣り人の宮里さん
(6)宜名真防波堤でタマンとマクブを釣った渡慶次さん
(7)(右から)知念広充さん、仲山さや、仲山さり、佐々木みゆちゃん。海に親しむ親子のつどい