沖縄戦激戦地「風化させぬ」 シュガーローフ慰霊祭


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写真:琉球新報社

 沖縄戦の激戦地だったシュガーローフで亡くなった人々を弔う慰霊祭が24日、那覇市おもろまちの安里配水池前で開かれた。10人が黙とうを捧げた。
 シュガーローフでは、1945年5月12日から1週間、日米両軍が激しい攻防戦を繰り広げた。

 主催したシュガーローフの会の具志堅青鳥代表は「中部から那覇の激戦は忘れられがちだ」と指摘し、「完全に忘れ去られないように、来年以降も続けていきたい」と話した。
 初めて参加した羽鳥愛子さん(64)=那覇市=は「地形も街並みからも戦場だったことは想像しにくい。風化させないため、慰霊祭は大事だと感じた」と語った。