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オスプレイの低周波音、体感8倍 CH53ヘリと比較

 【宜野湾】米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの低周波音が、同飛行場のCH53ヘリと比較して最大で約30デシベル大きいことが、琉球大の渡嘉敷健准教授(環境工学・騒音)の測定調査で分かった。

時間帯や気象状況などがほぼ同じ条件下で両機種の低周波音を測定したのは初めてで、あらためてオスプレイの低周波音の大きさが浮き彫りとなった。渡嘉敷准教授によると、30デシベル違えば体感のうるささは約8倍になるという。
 調査は16日に宜野湾市の普天間第二小学校屋上で実施。オスプレイは午前9時16分ごろ、CH53は同28分ごろに離陸した際の低周波音を調べ、63ヘルツの周波数でオスプレイが99・4デシベル、CH53が70・2デシベルだった。
 低周波音は主に100ヘルツ以下の周波数の音を指し、頭痛や吐き気を引き起こす可能性がある圧迫感(心理的影響)、建具などのがたつき(物的影響)をもたらすとされる。
 調査では、防衛省が辺野古移設に向け作成した環境影響評価(アセスメント)で示した心理的影響、物的影響の閾値(いきち)を超える低周波音も測定された。渡嘉敷准教授は「オスプレイの低周波音の大きさをより厳密な比較で確認できた」と指摘。
 アセスではオスプレイの実機で評価されていないことに触れ、「国はしっかり低周派音の実態を調査する必要がある」と強調した。
英文へ→Ospreys eight times louder than the CH-53 helicopter