9月で閉店する沖縄三越(杉山潤治社長)は30日、那覇市内のホテルで株主総会を開いた。閉店して再び企業再生に取り組む方針を報告した。杉山社長ら常勤役員4人は再任された。
2014年2月期決算は、閉店に伴うのれん(営業権)償却で16億1500万円の特別損失を計上し、純損失が15億4780万円と前期の黒字から再び赤字となった。この結果、純資産がマイナス11億6587万円となり、債務超過に陥った。
2月末時点の主な借入金は県内金融機関などから40億5085万円。
総会では、杉山社長が閉店についてわびたが、再生計画について「詳細が未決定」と述べるにとどめた。9月までに臨時株主総会を開き、あらためて説明する。