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1944年に米軍の攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の遭難者を救助した、高知県の元漁師の手記3枚が1日から、那覇市若狭の対馬丸記念館で一般公開されている。
ことし開館10年の節目を迎える目玉企画。8月31日まで。
手記を書いたのは、当時16歳だった高知県の元漁師、杉本寛(ゆたか)さん(享年66)。5月11日に、杉本さんの家族が資料館に手記を寄贈した。
学芸員の慶田盛さつきさんは「救出状況を示す貴重な記録。当時かん口令が敷かれ、誰にも話せなかったことを、手記を通して一気に書き上げたという印象を受ける」と話している。
手記のほか、杉本さんの写真なども併せて展示されている。
記念館の休館日は毎週木曜日。問い合わせは(電話)098(941)3515。