ひょうたん30個鈴なり 伊江村の島袋さん


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島袋正徳さんが丹精込めて育てたひょうたん=4日、伊江村川平区の畑

 【伊江】伊江村東江前区に住む島袋正徳さん(60)が丹精を込めて育てたひょうたんが、川平区の郵便局近くの畑に30個ほど実り、道行く人の目を楽しませている。
 島袋さんは伊江島瓢箪(ひょうたん)愛好会の会長で現在4人ほどメンバーがおり、ひょうたん作りを楽しんでいる。

 4、5年前からひょうたんに興味を持ち、千成(せんなり)を栽培していたが、昨年から天下一に挑戦した。本土から種子を取り寄せ2月中旬に植え付け。人工授粉などの世話をしていた。現在大きいのでは、下の膨らんだ部分が直径30センチ、長さ50センチほどに育っている。
 ひょうたんは、三つで三拍(三瓢)子そろって縁起が良い、六つで無病(六瓢)息災などといわれ、掛け軸や器、染め物などにも多く見られる縁起物。容器として水筒や酒の貯蔵に利用されている。
 島袋さんは「加工したひょうたんは友だちにあげたり、床の間に飾ったりして楽しんでいる。来年はもっと大きいもの、再来年はそれ以上に大きいものを育てたい」と楽しそうに話した。
(知念光江通信員)