【中国時報】植民地時の建物使用し新装開店 台南市「林百貨」


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 日本植民地時代、当時6階建ての威容を誇った台南市のデパート「ハヤシ百貨店」が16日、「林百貨」として新装開店する。日本植民地時代のデパートが建物をそのままに新装開店するのは初めて。

 外観や内装は当時の様子を色濃く残しているが、陳列物はほぼ皆無。幸い先日市内で当時の陳列ケースが発見され、14日に搬入されることにもなっている。5月31日には、現地の大学生多数が店頭に立ち、開店を宣伝した。
 開店は16日午後6時。歴史的建造物でもあり、売り場面積は大きくなく、混雑も予想される。このため、デパート側では入場を制限する予定で、来場者が470人を超えた時点で入店を制限するとしている。