カーミクサシでタマン


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 6月6日から1泊2日で伊是名島にタマン狙いの遠征に同行取材した。メンバーはチーム小潮の米城誠さんご夫妻と比嘉周史さんご夫妻の4人。午前10時30分のフェリーで運天港を出発、11時25分に仲田港に到着すると伊是名漁港から漁船に乗って屋那覇島近くに位置するカーミクサシという小さな無人島へと渡った。

 日没直前から仕掛けを投入してアタリを待った。最初のヒットは午後7時30分、魚のアタリを知らせるセンサーがピピピピと鳴り響くと、プロトのタマン竿が奇麗なカーブを描き61.3センチ・2.9キロのタマンが釣れた。次のヒットは午後11時4分。センサーの音が鳴り響くと、再び竿が曲がった。「今度はなかなか良い型ですよ」と米城さん。しばらくして浜に上がったのは、今回の遠征最大の66センチ・3.41キロのタマンだった。

 驚いたことに、口からは推定30センチほどのヤマトビーらしき魚の頭をぶら下げていた。釣れたヤマトビーに本命のタマンが食いついたのだ。その後も明け方すぎまでコンスタントにタマンやムネアカクチビが釣れ、2人で6尾の釣果があった。渡し船=0907134・前田。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

6月1日、南風原漁港で65.5センチ・3.5キロのタマンを釣った瑞慶覧朝健さん
6月1日、名護海岸で45.1センチ・1.98キロのカーエーを釣った安仁屋浩貴さん(世界釣輪沖縄)
6月3日、与勝海岸で43.3センチ・1.56キロのガラサーを釣った石川亜由武さん
5月31日、読谷海岸で71センチ・3.75キロのタマンを釣った東恩納克宏さん
6月4日、西崎漁港で1.44キロのアオリイカを釣った城田紘行さん
6月1日、伊江島沖で59.7センチ・3.07キロのアカジンを釣った山本正則さん
6月7日、伊是名のカーミクサシで66センチ・3.41キロのタマンほかムネアカクチビを釣った米城誠さん(左)と比嘉周史さん
6月7日、ナガンヌ島で64.5センチ・3.57キロほか、77センチ・5.48キロのカスミアジを釣った宮里成和さん
6月3日、浜田漁港で57.8センチ・1.88キロのタマンを釣った漢那憲康さん