山崎さん、トリ飾る 最後の音楽祭に40組


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
トリを飾り、会場を熱狂させた山崎まさよしさん=1日、宮古島市平良

 【宮古島】美(か)ぎ島(すま)ミュージックコンベンション2014(同実行委員会主催)が5月30日から6月1日までの3日間、宮古島市平良のトゥリバー地区内特設会場で開かれた。10回目の今回は、常連となっている山崎まさよしさんらミュージシャン約40組がボランティア出演し、若夏を迎えた宮古島の空を熱く彩った。

 同イベントは「訪れた時より帰る時のほうが綺麗(きれい)な宮古島にする」を合言葉に、2005年から毎年開催してきた。最終日の1日夕には、民謡歌手の古謝美佐子さんが登場。「アメージング・グレース」や「童神」などを披露し、会場をしっとりと包んだ。
 トリを飾った山崎まさよしさんは「One more time,One more chance」「セロリ」などを情感を込めて歌い上げた。
 今の形での開催は今回が最後であることが主催者側から発表されると、来場者からは別れを惜しむ声と拍手が続いた。
 参加した辻上典秀さん(33)は「ことしで終わるのはもったいない。形を変えてでも続けてほしい」と期待を込めた。