海上作業阻止訴え 市民ら80人、辺野古で集会


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およそ80人が参加し、辺野古への基地建設や海上での移設作業の阻止などを訴えた=14日、名護市のキャンプ・シュワブ第1ゲート前

 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する集会が14日、同市の米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前で行われた。主催はヘリ基地反対協議会(安次富浩共同代表)。7月に予定されている海底ボーリング調査や海上抗議運動を排除するためのブイ設置など、間近に迫った移設に向けた作業への抗議が狙い。

作業阻止行動の第1弾と位置付け、「陸にも海にも基地は造らせない」と拳を上げた。
 集会にはおよそ80人が参加した。安次富代表は「ボーリング調査やブイ設置を見据え、現場の行動としてこの集会を開いた。海上での抗議へ向けて今日が出発点だ。辺野古の海を埋め立てさせないという闘いをし、沖縄の怒りを訴えよう」と述べた。
 そのほか、移設予定地周辺で漁業制限水域を拡大することに対して抗議するあいさつも行われ、目の前を走る車両に手を振りながら移設阻止を訴えた。
 ヘリ基地反対協は今後、毎週土曜日にさまざまな手法で抗議の意思表示をしていく予定。