【中国時報】8割「中華民族」 台湾人のアイデンティティー


社会
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 台湾の大学研究者らで組織する「台湾競争力フォーラム」の調査によると、自らを「中華民族」と認識している台湾人は約8割。一方、「自分は中国人だ」と認識する台湾人は5割弱で、いずれも近年減少の傾向にあることが分かった。

 フォーラムの林金源副教授によると、「中華民族」とは文化的・血縁的側面で、「中国人」か否かは政治的な認識。差があるのは当然だとする一方、いずれも下降傾向にあることは台湾人の中国離れを反映していると分析している。
 一方、台湾人の多くが台湾では「台湾人」、仕事や観光で中国に行くと「中国人」と自称していることに関しては、52・5%が「現実問題として仕方がない」と容認。
 フォーラムでは台湾人特有の“特徴的適応能力”と分析している。