県統括監を証人喚問 県議会百条委、知事の埋め立て承認経緯を追及


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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた仲井真弘多知事の埋め立て承認を検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)は18日午前、県土木建築部の末吉幸満土木整備統括監を証人喚問し、承認の経過をただした。

 末吉統括監は政府の埋め立て申請内容を公有水面埋立法に基づいて審査した経緯などを説明。「土建部が審査基準に適合していると判断して知事に報告し、最終的には知事の権限で承認した。環境保全措置については、現時点で取り得る対策が取られていると判断した」などと述べた。
 午前中は6人の委員が質問に立った。午後も引き続き実施し、2人が質問する。議員らは知事の埋め立て承認の経緯や根拠をあらためて追及し、移設先の環境保全措置や新基地の機能などについて質問した。
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