名護でノグチゲラ繁殖 生息域南下か


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【名護】国の特別天然記念物のノグチゲラが主な生息地の国頭、大宜味、東の3村から南下し、名護市源河の山林で繁殖しているのが6日、やんばる自然保護官事務所などによって初めて確認された。

 同事務所によると、過去には恩納村でも繁殖の確認記録があったが、明確な資料がないため、名護市内での繁殖記録は今回が初めてとなる。
 環境省ノグチゲラ保護増殖事業ワーキンググループの渡久地豊委員が、6日に成鳥の雌1羽と幼鳥1羽を確認し、7日には雄1羽も確認。営巣木は見付けることはできなかったが、ノグチゲラは繁殖時に営巣木の周辺にとどまる習性があることから、同事務所などが繁殖と判断した。
 ノグチゲラは2013年には、市源河や名護岳で雄の成長1羽が目撃されている。
英文へ→Okinawa woodpecker habitats move south to Nago area