【渡嘉敷】渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ海浜公園内にあるモクマオウの根元に、4月30日~5月3日の間にリュウキュウアオバズクが産卵した3個の卵のうち、1羽が5日に誕生し、すくすくと育っている。
発見した村清掃作業員が防護ネットを張り巡らすなど卵を保護。雌のアオバズクが1カ月余、雨にも負けず必死に抱卵を続けた。
4月30日に産み付けられた最初の卵はふ化したが、残り2個はふ化していない。
雄も近くでひなを見守っており、餌を運ぶなど雄、雌のつがいで子育てに奮闘している。
卵を見つけた村清掃作業員の金城登美さん(76)は「昨年は1カ月以内で無事に3個ふ化したが、ことしは大雨が多かったせいか、ふ化するまで約35日かかった。生まれた1羽は元気に巣立ってほしい」と話した。
(米田英明通信員)