「せかいは手をつなぎ合える」 増田君(小3)自作の詩朗読


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
平和の詩「空はつながっている」を朗読する真喜良小学校3年の増田健琉君=23日、糸満市の平和祈念公園

 沖縄全戦没者追悼式で、石垣市立真喜良小学校3年の増田健琉(たける)君は深々と一礼した後、自作の平和の詩「空はつながっている」を朗読し、平和を訴えた。

参列者は瞳を閉じるなどして真剣な表情で聞き入り、拍手を送った。約1600人から選ばれた増田君は、今も続く世界各地の戦争を「空はつながっているのに どうしてかな」と「国と国のけんか」を疑問視し、「せかい中の子どもたちみんなが 学校に行けますように 友だちとあそべますように」と平和の心を発信した。
 そして「きっと せかいは手をつなぎ合える」と希望を込めると「だから こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ」と、一つの空を世界平和の広がりに重ねた。