タマン狙いで辺野古沖


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 辺野古の第2豊仁丸の豊島船長から6月21日、「辺野古沖でお別れのライトゲームをしませんか」と、お誘いがあった。メンバーは沖縄釣女会の横目則子さんと比嘉奈美さん。南の風が吹きやや荒れ気味の中、リーフ内でタマンを狙って午前11時すぎに出船。普天間飛行場の移設に向け、近日立ち入り禁止区域となる長島周辺を攻めた。この日は魚の活性が低く、釣れてくるのはヤガラやシジャー等の外道ばかり。

 午後0時50分に、比嘉さんのルアーにタマンがヒット。ボートフィッシングの経験の浅い彼女は、タマンの強い引きに驚きながらも必死にやり取り。数分後タモに収まったのは本命のタマンで、この海域での最後の釣りを楽しんだ。

 6月22日、宜野湾マリーナを会場に、はごろもカップ沖釣り大会が開催された。14隻の船が参加して、かかり釣りで釣れた魚の重さを競った。各船が苦戦する中、粟国島沖で釣りをしたもとい5号のチーム仲宗根が大物を連発し、総重量155.95キロを釣り上げ重量賞を受賞。大物賞にも8人全員が入賞する快挙を成し遂げた。

▽大物賞1位=仲宗根周(13.9キロ イソマグロ)

▽2位=仲宗根貢(11.5キロ イソマグロ)

▽3位=仲宗根正(11.3キロ イソマグロ)

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

6月20日、恩納海岸で61センチ・3.15キロのタマンを釣った具志潤さん
慶良間で68センチ・3.5キロのカツオのほかカーエー、イラブチャー、グルクンなどを数釣りした瑞慶覧貴一君(左)と上原崇旗君
6月24日、伊平屋島で74センチ・5.2キロのマルコバンアジを釣った村吉文隆さん
6月15日、座間味沖で3キロのアカジンを釣った国吉真次さん(アクア2)
6月23日、渡嘉敷島で44.6センチ・1.62キロを筆頭に10尾のカーエーを釣った湧川勇さん
6月22日、はごろもカップ沖釣り大会で重量賞・大物賞を総なめしたチーム仲宗根のメンバー
6月21日、石垣島野底海岸で68センチ・3.9キロのタマンを釣った慶田花颯さん
6月18日、桃原海岸で39センチ・0.98キロのカーエーを釣った崎浜靖さん(kff)
6月21日、辺野古沖で50センチ弱のタマンを釣った比嘉奈美さん(沖縄釣女会)