角川書店として知られるKADOKAWAは2日、台湾とシンガポールにアニメーション製作技術を教える専門学校を創設すると発表した。
台湾校はことし9月の開校。同社子会社のカドカワ・コンテンツ・アカデミーが運営する。
講師は日本から派遣。アニメ、漫画、ライトノベル、声優、キャラクターデザインなどのコースを開設する。シンガポールでは同地の大学内に講座を開設するという形で運営する。
台湾では同社の子会社・台湾角川出版が順調な経営を進めており、数々のヒット漫画を出版。アニメ関連のイベントでも注目されている。同社では他にもタイ、香港、マレーシアなどアジアに10校同様の専門学校を開設する予定で、「クールジャパン」普及の一助になりたいとしている。