【台風8号】最大瞬間風速9地点、7月観測史上で最大 本島地方に最接近


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暴風で飛ばされたトタン屋根にぶつかり、折れ曲がる標識や電柱=8日午後、浦添市屋富祖の仲西中学校

 沖縄気象台によると、大型で非常に強い台風8号は8日午後3時現在、沖縄本島地方、久米島地方、宮古島地方を暴風域に巻き込みながら、久米島の西110キロを時速30キロで北へ進んでいる。

 本島中南部と久米島地方には同日昼すぎから最接近しており、本島北部には午後6時ごろまでに最接近する。午後4時までの各地の最大瞬間風速は、渡嘉敷村での53メートル(午後1時58分)の観測をはじめとする県内9地点で、過去10年の7月観測史上最大を記録した。本島地方では午後4時台の高潮と暴風域が重なっており、気象台では海岸や河川付近などの低地での浸水や冠水への厳重な警戒を呼び掛けている。
 中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル、中心の東側280キロと西側200キロ以内では風速?メートル以上の暴風が吹いている。中心の東側700キロ以内と西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
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