岩礁破砕申請書、県に届く 海底ボーリング調査


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 県水産課は14日午前、沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古沿岸部への移設に向けて送付した岩礁破砕に関する協議書と許可申請書を受け取った。

 協議書は埋め立て工事に先立つ海底ボーリング調査に関して、岩礁破砕許可が必要かどうかを県が判断するための資料。工事概要や工程などを記している。県によると、海底ボーリングの事前協議にかかる日数は2013年度の事例で最短3日、平均8日という。
 県の漁業調整規則に基づく岩礁破砕の取り扱い方針では、ボーリングなどを例示して「影響が軽微」である行為は原則許可を要しないとしている。県が不要と判断すれば、ボーリング調査開始の法的な環境が整う。防衛局は今月下旬にも調査に着手する方針。
 許可申請は海域埋め立てに関する文書で、事業期間について防衛局は許可日から2017年3月31日までと報告した。岩礁破砕申請に対して県が許可するまでの審査期間には、13年度は最短1日、平均23日要している。
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