大規模調査実施、辺野古10日ぶり 沖縄防衛局


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調査作業に向かう漁船。沖縄防衛局の旗が並んだ=18日午前8時すぎ、名護市の汀間漁港

 【名護】ブイの設置が迫る名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ。18日は沖縄防衛局が初めて旗を掲げ、海域で作業を実施した。調査船と警戒船合わせて十数隻で、約10日ぶりの大規模なものとなった。一方、シュワブ沖では基地建設に反対する市民らの乗るカヌーの真上をCH53ヘリが断続的に低空飛行したほか、4機のMV22オスプレイが編隊飛行を繰り返した。

 18日午前8時10分ごろ、調査船がシュワブ沖合へと出港する汀間漁港には紺色の下地に、沖縄防衛局と記された旗を掲げた10隻以上の船が並んでいた。沖縄防衛局の旗を掲げた調査船が確認されたのは初めて。大浦湾の沿岸部近くでは5、6隻の作業船が確認された。一方、シュワブ近隣地域では米海兵隊所属機による訓練が激化した。